イラストレーションにおけるオリジナリティ
イラストレーションの仕事で何を描くかは本の内容や商品のイメージによって決まります。もちろんイラストレーションのスタイルによってこの内容ならこのイラストレーターにお願いしようというのはまずデザイナーが決めます。それでもイラストレーターにとってはあまり得意でないモチーフを要求されることも多々あります。ほとんどの場合、今まで描いたことのない風景や人物や物を自分のスタイルで魅力的に描かなくてはなりません。しかも何を描いても「あっ、この装画はあの人の作品だ」ってわからないといけません。それがイラストレーターのオリジナリティ。ですからオリジナリティをモチーフに頼りすぎて作り上げると仕事の範囲が狭くなる可能性があります。この装画は誰が見ても真々田ことりさんの作品ですね。
